高齢者ホームの最前線
   
 
 川内貴子さん(53歳)は母・弥生さん(80歳)と同居していましたが、弥生さんが自宅で転倒し、左大腿骨頸部を骨折してしまいました。急性期の病院に2カ月入院した後、リハビリ病院を経て退院しました。ところが、ようやく健康になったと思っていた矢先、多発性脳梗塞を発症し再入院してしまいました。
 現在は医療措置として、1日3回(朝・昼・夕)の胃ろうと、2時間おきの痰の吸引が必要となっています。自宅に戻ることは困難であり、かつ、他の病院への転院も難しそうです。
 そのため、貴子さんは弥生さんと相談の上、介護療養型医療施設への転院を考えました。しかし近隣の施設では、空きができるまで長期間待たされてしまうところばかりでした。
 そこで、看護師などが配備され、医療措置にも長けた有料老人ホームを転居候補として考えています。
 弥生さんの場合、年金は夫の遺族年金も含めて月25万円ほどあり、また夫の退職金もかなり残されており、預貯金額は3000万円ほどあります。
 

▌ホーム探しのポイント

①老人ホームは生活の場だと心得る
 川内さんのように介護療養型医療施設を第一候補とされている人に多い希望が、医師が24時間常駐していること、です。しかし、老人ホームは"医療施設"ではなく"生活施設"です。そのため緊急時は家と同じように救急車を呼んで対応します。
 そのことを念頭においてホームを選びましょう。
②看護師常駐は費用に注意
 看護師24時間常駐のホームは、通常の看護師日勤帯(9時~18時)常駐のホームに比べて月額費用が高く設定されているので注意が必要です。当然、看護師24時間常駐のホームを選択するとなると夜間の医療行為が必要な人であるはずなので、医療費もかさみます。見学の際、「近い状態の人で月にいくら支払っているか」と目安を聞くことが大事です。

 
◉東京

メディス足立
医療法人が母体。みんかいの中で「医療といえばココ!」と言えるほど、受け入れ実績の豊富なホーム。

ようせいメディカルヴィラ
医療法人が母体。有床クリニックが併設しており、安心感の高いホーム。常に満室でなかなか空がでないほどの人気です。

ライフコミューンつつじヶ丘
手厚い人員体制でかつ個別ケアに定評のあるライフコミューンの看護師24時間ホーム。

未来倶楽部江戸川
医師が常駐の非常に珍しいホーム。運営も長く、実績豊富なホームです。

 
◉神奈川

ユーミーシニアメゾンメディカル平塚
神奈川で医療といえばまず挙げられるホームです。胃ろうはもとより、気管切開、末期ガン、人工呼吸器等、在宅で看られる医療行為の相談が可能です。

フローレンスケア宮前平
山本記念病院と提携を結んでおり、ベッドが常に確保されています。救急時、搬送先を探して・・・・・・ということがなく非常に安心です。

ベストライフ大和南
クリニック併設。看護師24時間常駐で18万円の月額費用は破格。

メディカルホームグラニー保土ヶ谷・横浜
13年の介護の実績と看護師24時間常駐という看・介護揃った心強いホーム。介護業界大手のベネッセが母体というのも安心材料の一つです。

未来倶楽部荏田
医師が常駐の非常に珍しいホーム。看護師の人員も手厚く配置されており、安心度の高いホームです。

 
◉埼玉

メディス越谷蒲生/北越谷/川越/深谷
エリアが埼玉である分、足立よりもご利用しやすい価格帯となっております。

ベストライフ南浦和ラヴィⅠ・Ⅱ
ラヴィⅠにクリニック併設。医療行為のある人を入居条件にしているほど、医療に特化したホーム。

メディカルフローラ久喜
医療法人を運営している企業が母体。系列のクリニックが協力医療機関に指定されており、柔軟な対応が期待できます。

 
◉千葉

メディス千葉浜野
医療に加え、PT・OTが常駐。リハビリも対応可能です。

ブリスイン松戸/野田
野田は温泉付。松戸はPT・OT常駐。都心からもアクセスのしやすい環境にあります。

ハッピーライフ菜の花館
運営が長く、様ざまな方の受け入れ実績があり、経験豊富なホームです。