葬儀は、亡き人を供養し、その悲しみを乗り越え、生き方を見つめ直し
再出発をするためのステージ。

このページでは、葬儀は必要であるという考えを前提に、理想の葬儀を
行なうために、自ら納得のいく葬儀をプロデュースする情報を提供します。

 

 橋爪謙一郎×柴田典子 対談①
対談

 どうして葬儀は必要なのか?

 葬儀は誰のために行うのか?

高齢社会が進行する中、葬儀のあり方が問われ,必要以上に金銭的な負担を強いる
葬儀は必要ないのではという声まで聞かれます。
なぜ葬儀を行わなければいけないのか?葬儀サービスに求められているものは何か?
葬儀のエキスパート2人が、深く踏み込んで語り合いました。



対談 葬儀サービスにいま
 問われていること


 
柴田 私が葬儀と関わったきっかけは、主婦をしていた頃のパート探しでした。近所に葬儀社ができたので、働いてみようと。当時は通夜・告別式の時間だけお手伝いすればそれでいいのだろうと考えていました。
でも、実際の現場に入ってから、葬儀社の立場でできることは何だろうと考えるようになりました。

宗教儀式は宗教者の方が提供しており、葬儀社はあくまでそのサポートをしているに過ぎない。手元に残る商品を提供しているわけでもない。そうなると、決して安くはない葬儀代に見合うサービスを、対価として提供できているのかということに疑問を持ったのです。

結局葬儀社にできることは、人と人とのコミュニケーションを通じて遺族の方をケアすることに尽きるのではないかと考えるようになりました。


橋爪
 人が人をケアするとはどういうことなのか、私の原点もそこでした。実家の葬儀社を継ぐかどうか迷っていましたが、葬儀について何も知らないままでいるのはよくないと考え、ならば消費者保護が最も徹底されている国、米国で学んでみようと考えたのです。


対談柴田 米国の葬儀サービスは、日本の葬儀とどのような点で異なっていたのでしょうか。


橋爪 まず米国には、フューネラル・ディレクターのライセンス制度があります。
ライセンスがなければ葬儀サービスは提供できないし、消費者保護を目的とした資格のため試験通過後の仕事内容も厳しくチェックされます。場合によっては、ライセンスの剥奪もあるほどです。

フューネラル・ディレクターは遺族の方と葬儀の打ち合わせなどをしますが、それはカウンセリングに近いものです。 遺族の方の抱える悩みの内容によっては、弁護士など他の専門家への橋渡しをするといったこともやります。
お客様に寄り添い、お客様のために最適なサービスを提供することを、徹底してやるのです。心のケアというよりは、遺族の方が次のステップに進むためのコンサルティングだと考えています。


柴田 なるほど、日本とは随分違いますね。米国と日本では消費者の考え方が少し違うのかもしれませんが、日本の葬儀に今求められることは「おせっかいなおばさん」的なサポートだと思うのです。
葬儀の仕組みや内容が難解でよくわからない、そういった遺族の方に手取り足取り教えてあげるぐらいでないと。「すべて当社にお任せください」では、もはや通用しないと思うのです。

葬儀を行った遺族の方に何人もお話を聞きましたが、葬儀に求めていたものは皆さん違います。しかし多くの葬儀社は、「今の時代、葬儀代を安く抑えないと顧客がつかない」と勝手に決めつけて、家族葬や直葬(宗教儀式を行わず火葬だけ行う葬儀)ばかりに注力しようとしているようです。


橋爪 米国では「二極化」という形で葬儀ビジネスの分化が起きていると思いますね。  米国の第一次ベビーブーマー世代は日本の団塊世代より10歳ほど年上で、10年前ごろから喪主となる体験をしてきましたが、彼らは戦争など死の実体験がない「デス・フリー・ジェネレーション」と呼ばれています。葬儀の時どうしたらいいのかわからない、葬儀に価値を見出せない人が増え、葬儀の単純化・簡素化が進みました。
しかし最近は、「それは正しかったのか」という揺り戻しがあり、グリーフ(死別の悲嘆)に対するサポートにも注目が集まり始めている。つまり低価格を追求した葬儀サービスと高額でも手厚い葬儀サービスとがあり、利用者は「割安か割高か」という判断基準で選ぶ時代になっているわけです。

団塊世代が60代後半となった日本でも、今後そうした状況になるのではと見ています。

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